原作は小説になろうで2013年より連載され、そのままの勢いで第6回ファンタジー小説大賞で大賞を受賞した人気作品です!
2015年から漫画化され、現在進行形で連載されている漫画です!
異世界転生…とされていますが、少し違うのはバルドという少年の中に転生者が2名存在している…という点です。
所謂多重人格のような状態で転生されているのですね。
少し風変わりな異世界転生モノ漫画です!
アルファポリスの公式漫画「異世界転生騒動記」が面白い!! https://t.co/w3EA2mpUW3 #アルファポリス
最新話更新してます、よろしくお願いします! pic.twitter.com/OaqXwRpAQg— ほのじ@異世界転生騒動記5巻発売中! (@honoj) March 4, 2018
作者名
漫画:ほのじ
原作:高見梁川
あらすじ
異世界マウリシア王国に生まれた貴族の少年、バルド・コルネリアス。なんとその体の中には、バルドとしての自我に加えて、守銭奴戦国武将・岡左内と、ケモ耳大好きなオタク高校生・岡雅晴の魂が入り込んでいた! 三つの魂は一つになって、戦闘訓練や領地経営で人並み外れたチート能力を発揮していき…!? 痛快異世界ファンタジー、待望のコミカライズ!!
引用元:アルファポリス
異世界へ転生したのは時代の違うふたりの日本人
上杉家に仕えた戦国武将『岡左内定俊』
大学受験中の高校生『岡雅晴』
ふたりの人格が異世界の貴族の息子『バルド』の中へ精神が転生してしまうことがこの物語の始まりです。
基本的にはバルドが主人格として存在し、転生してきたふたりは副人格として存在していますが、彼らはバルドの性質や生き方にも影響を与えています。
砂糖が貴重なこの国で、現代の知識を活かして砂糖を内密に作成し大金を得ようと画策したり。
女性を美しく輝かせる綺麗な髪質を維持するためのヘアケア商品を作ったり。
日本での知識や経験が惜しげも無くバルドに注ぎ込まれ、うまく共存しています。
金策に走り、襲撃を受け、そして王都へ…
バルドは転生者から得た知識を元に、家族にも内緒で砂糖を作っていました。
自国領の特産品として販売し、更にそれを元手にして更に農業を発展させていこうとしていました。
しかし現代日本の知識を参考にした異常な経済発展の噂は、すぐに周辺国にも知られるところとなり、それを面白く思わない者達からは『発展の根源を潰す』という企みが生まれてしまいます。
隣国からの襲撃より辛くも勝利し、砂糖の原料を作っている農場を守ったバルドでしたが、激しい戦いの結果重傷を負うことになりました。
『対処できると思っていた』
バルドには貴族としての誇りと覚悟が足りないと判断した父より、王都の王立騎士学校へ入学し、貴族としての誇りや信念を学んでこいと言い渡されるバルド。
そうして実家を出ることになり、また更なる騒動に巻き込まれていく…正に騒動記と呼ぶに相応わしい物語です。
異世界転生騒動記の面白いポイント
いくつかのポイントに絞って、この漫画が面白いと思ったポイントをご紹介していきたいと思います。
他作品と異なる点が目立つのもこの作品の良いところだと思います!
多重人格的転生物語
定番の異世界転生漫画と異なるのは、主役が元々その異世界に存在しているバルドという少年である、ということです。
そして転生したのは日本人ではありますが、生きた時代が異なるふたりの人物。
彼らは別々の人格としてバルドの中に転生し、存在しています。
多重人格という言い方が最も近い表現かと思います。
人格その1:戦国武将の岡左内定俊
戦場での戦果も素晴らしいが、お金に対して物凄い執着がある老人。
生前は同僚にもお金を貸して儲けたりと、性癖というレベル。
その性質はバルドにもしっかり影響していて、彼がお金儲けに走っているのは主に岡左内定俊の影響。
金策は勿論、彼の戦闘力はバルドの窮地を幾度となく救います。
この漫画でかなり重要な転生者。
人格その2:普通の高校生の岡雅晴
可愛い女の子が大好きな現代っ子。
彼の知識を活かしてヘアケア用品や金メッキの髪飾り等が作られます………が、正直今の所とても影が薄いです。
岡左内定俊が戦闘の達人だとしたら、岡雅晴は実際にお金を生み出すノウハウ面をカバーしている…ということではあるので、重要な役柄ではあります。
『俺の大切な女の子が奪われようとしている時に、どうして悠長に寝ていられる!』
ある場面でそうバルドに凄む岡雅晴ですが、その時実際にバルドの代わりに意識の表側へ出て敵と戦ったのは戦国武将である岡左内定俊。
うーん、影が薄い…
戦闘シーンが燃える!
バルド自身も相当に強いのですが、ピンチに陥った時などに表へ出てくる岡左内定俊の戦闘シーンがグッとくるポイントです!
『とっくり楽しもや』
狂気の表情を浮かべ、独特の訛りを伴ったセリフが読み手のテンションを上げます!
私が一番好きなのは岡左内定俊の戦闘シーンです!
戦いを楽しむ戦闘狂のような。
バルドの常識的な強さを超える、異国の戦国武将の戦闘力。
読んでいて一気に引き込まれるような感覚を私では文章で表現することが出来ません。
岡左内定俊の初の戦闘シーンはコミック第1巻の末の方に掲載されています。
是非1巻だけでも手にとってみて欲しいですね!
魔法がない世界!?
この漫画、異世界転生モノにしては魔法の描写が全然ないです!
ドラゴンボールでいう”気”のような表現はあるのですが、コレラを治療するのに治癒魔法なんて使わず、水分と栄養補給によって治療したり。
戦闘シーンは専ら剣と剣のぶつかり合いです。
なので魔法自体が存在しないのか?とずっと思っていました。
が、第5巻で初っぱなから極大な魔法使われました。
あったんだ魔法……
異世界転生騒動記の漫画を無料で読む方法
やはり実際に漫画を読んでみないとわからなかったりしますよね。
漫画村は潰れましたが、そういった違法アップロードサイトで読むのはウィルス感染のリスクもあるのでお勧め出来ません。
電子書籍サービスには立ち読みという試し読み機能があります。
表にまとめてみましたので、チェックしてみてください。
【 サービス名 】 | 【 無料で読めるページ 】 |
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ebookjapan | 約33ページ分無料 |
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まんが王国※Topページへ飛びます | 取り扱いなし |
評価まとめ
バルドの中に転生した人格の一人である岡雅晴の存在感が微妙に薄いのが残念。
彼自身も相当に重要な役柄ではあるのですが、やはり戦闘シーンで最高に目立つ岡左内定俊と比べてしまうと脇役感が否めません。
しかしコミックも原作もまだ続いていますので、これから最高に活躍する場面もあるかもしれません!
異世界転生漫画としては随分セオリーを無視した(無視できた)作品なのではないか?と思います。
バルド自身も強いですが、比較的常識的な強さに収まっています。
理不尽に俺TUEEE!という場面もなく、異常な魔法力で大爆発を起こすこともありません。
おすすめです!
良ければアンケートにお答えください
