なろう系異世界転生モノで、小説・コミックスの累計発行部数が100万部を突破するという人気作品です。
しかしながら、一度アニメ化が決定され、制作まで始まっていた段階でアニメ制作中止になってしまう…と話題満載の作品です。
唐突に現れた、神様を名乗る幼女に告げられた一言。「功刀蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!」どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公・功刀蓮弥は、神様っぽい幼女にお願いされて、異世界で二度目の人生を送ることになった。壮大な使命が与えられたわけでもなく、異世界をふらふらしているだけで良かったはずの蓮弥であったが、不埒な冒険者崩れを撃退したり、モンスターを殲滅したりするうちに前世で培った能力を再び開花させ、次第に異世界で頭角を現していく――。
引用元:二度目の人生を異世界で
作者名
原作・原案:まいん、かぼちゃ
作画:安房さとる
二度目の人生を異世界での面白さ
主人公は享年94歳のおじいちゃん?
転生者『功刀蓮弥』は94歳で亡くなったおじいちゃんです。
人生を全うし、満足して亡くなりましたが、その知識等はそのまま18歳くらいの肉体年齢と精神にリセットされ異世界へ転生させられるということになりました。
転生前は世界大戦等にも従軍し、生涯で数え切れない程の人間を殺傷。 刀1本で鬼神のような強さを見せたことから剣鬼と呼ばれた戦闘狂でした。
この主人公は転生直後から神の恩恵で無双するというよりは、物語が進むにつれて恩恵を会得していくという流れになっています。
そのため最初は純粋に彼自身の戦闘力で乗り切っていくのですが、それが逆に異世界転生系漫画の嫌らしさを中和しているように感じます。
王道というよりは若干日常寄り
所謂『魔王を倒して世界に平和を!』というストーリーではなく、どちらかというと家を買ったり、米を求めてエルフの村を訪れたり。
その都度トラブルに巻き込まれはするものの、タイトルどおり異世界で二度目の人生を満喫するストーリーに寄っています。
流れにも無理矢理感はなく、元から十分強いのですが、少しずつ更なる人間離れした強さを身に付けて行く功刀蓮弥がとてもかっこいいです!
魅力的なキャラ!
数年前から大量に出現してきた異世界転生モノですが、やはり大量に生まれればキャラクターもかぶってきたりします。
しかしこの作品は所謂ハーレム状態にはなるものの、そちらの方に重きを置いていないように見えます。
ヒロインと呼べるポジションもいないわけではありませんが、ヒロインと呼ぶには関係性は薄く感じます。
主人公の中身がおじいちゃんだから、そもそも女性関係に今更興味を持っていない…というところがあるのかもわかりませんが、確かにそういう視点で読んでみると、なるほど上手に表現出来ているなぁと思います。
女性に囲まれ、好かれはするも本人に興味がないというのは他の作品とうまく差別化出来ています。
『中身がおじいちゃん』なんていう細かい設定も、十分過ぎる効果が表れるのですね。
二度目の人生を異世界でを無料で読む方法
やはり実際に漫画を読んでみないとわからなかったりしますよね。
漫画村は潰れましたが、そういった違法アップロードサイトで読むのはウィルス感染のリスクもあるのでお勧め出来ません。
電子書籍サービスには立ち読みという試し読み機能があります。
表にまとめてみましたので、チェックしてみてください。
【 サービス名 】 | 【 無料で読めるページ 】 |
ebookjapan | 1巻のみ第1話分 |
U-NEXT | 第1話のみ |
まんが王国※Topページへ飛びます | 取り扱いなし |
アニメ化中止!炎上騒動の理由
本作の著者であるまいん氏が、過去にTwitterで『日本の最大の不幸は、隣に姦国という世界最悪の動物が住んでいること』『中国人が道徳心という言葉を知ってたなんて!』等、差別的な発言をツイートしていたことが指摘され炎上したことがキッカケになったようです。
そしてこの作品の『中国大陸に渡り闇の人間を数多切り倒し…』と、中国人を大量に殺害したと思わせてしまう設定も挙げられ、たいそう燃えたそうです。
その後問題とされたツイートを削除し、謝罪したものの、アニメ化中止や作品の出荷停止を免れる事は出来ませんでした。
これには『差別的な発言は許されない』という意見の他『作品と作者の人格を同一視するべきではない』と、様々な意見が飛び交ったようです。
具体的なツイート内容に関しては調べれば出てきますが、確かに侮蔑的であまり良いものではありませんでした。
表現者・発信者にも、最低限の品位は必要かもしれませんね。
レビュー 評価 は右肩上がり
私自身は最初から引き込まれた側なのですが、どうも他の方のレビューを調べてみると第1巻はやや普通気味な評価を受けているようでした。
しかし巻数が進むにつれて評価が上がり出すようです。
1巻目で読むのを止めちゃう人が多いのかな?と思わせられるようなレビュー状況ではありましたが、ただ量産されただけの異世界物語ではなく、しっかり個性と味付けが出来ている作品だと思いますので、是非興味を持った方は手に取って頂けると嬉しいです。