表紙を見て、絵柄に魅力を感じたので即買いした漫画です。
タイトルも個性的なのに、どこか懐かしいというか…。
ドラクエ的なタイトルが印象的ですね。
アース・スターノベル発、コミカライズ連載第8弾!
引用元:コミック アース・スター
時はミズガルズ暦2800年。かつて覇を唱え、世界を征服する寸前まで至った覇王がいた。名をルファス・マファール。“黒翼の覇王”と恐れられる女傑である。彼女はあまりに強く、あまりに速く、そしてあまりに美しく……。しかしルファスは、その猛威に立ち向かった勇者達に討たれ、その野望に終止符が打たれた。
――という設定のゲームのマイキャラ(♀)に、何故か憑依してしまった俺(♂)。これは周囲に必要以上に怯えられたり、元部下に必要以上に崇拝されたりしながら、ルファス(中身は俺♂)が異世界を旅するお話である。
アース・スターノベル公式サイトの「野生のラスボスが現れた!」作品ページはこちら!↓
http://www.es-novel.jp/booktitle/18yaseilastboss.php
作者名
原作:炎頭・YahaKo
漫画:葉月翼
野生のラスボスが現れた!のあらすじ
舞台はゲームの世界!主人公はラスボス!
プレイヤーが国を立ち上げ、国同士で戦うことが出来る『戦争システム』
ゲームでの行動が歴史として公式に物語化されるという『ノベルシステム』
主人公がプレイしているのは、このふたつのシステムを目玉とするオンラインゲーム『エクスゲート・オンライン』
ルファス・マファールというキャラを作り、常にトッププレイヤーだった主人公は国を作り、全世界統一を果たしました。
しかしゲーム的に面白くないという理由で、勢力をルファス率いる覇王軍と勇者率いる光の軍に分け、ゲーム公式のラスボスを他所にルファスVS勇者という一大イベントを起こしました。
結果としてルファスは負け、ノベルシステムによってストーリーはまとめられました。
後日主人公がエクスゲート・オンラインにログインしようとすると、創造神アロヴィナスより『新たな役割を与える』というメッセージが。
気が付けばルファスが負けた一大イベントより200年後のエクスゲート・オンラインの世界へ勇者召喚されていました。
非公式のラスボスとして君臨していた支配者ルファスとして、エクスゲート・オンラインの世界を見て回る主人公。
そして旅をするうちに、何故自分がルファスとして存在しているのか。
その謎に近づいていきます。
ルファスはその正体を隠して旅に出る
エクスゲート・オンラインへ召喚されたルファスが最初に向かったのは自らの拠点でした。
そこで200年間ずっとルファスの期間を待っていたというルファスの参謀『ディーナ』と再会します。
ルファスが世を去った後の情勢を聞き、かつてルファスを倒した勇者達が7英雄として称えられ、各々の国を作ったこと。
勇者たちはゲーム公式のラスボス『魔神王』に敗北したこと。
かつてのルファスの部下覇道十二星天は各地へ散っていることを聞きます。
自分が愛したエクスゲート・オンラインの世界を見て回り、英雄が自分と同じプレイヤーなのか確認し、十二星天を回収することを目的としてルファスとディーナは旅に出ることになりました。
野生のラスボス最大の謎キャラクタ『ディーナ』
ここからは少しネタバレを含みますので注意してください。
さて、この『ルファスの参謀』として出現したディーナですが、彼女は実はルファスの参謀などではなく、この物語最大の謎となっています。
このディーナ、コミック第3巻で参謀ではなく、参謀として置いていたNPCがいたことを利用してルファスに近づいたテストプレイヤーであると白状します。
運営に雇われていたテストプレイヤーで、ルファスと魔神族を潰し合わせるつもりだったと。
そしてウェヌスという名前で魔神族七曜の一人という肩書を持っていると告げ、ルファスと戦うことになります。
ハッキリ言って設定が急に増えすぎてわけがわかりません。
なんでテストプレイヤーなのに魔神族にいるんでしょう…。
ルファスとの戦闘後、彼女も気が付いたら自分が使っていたアバターに憑依していたこと。
そしてこの世界がゲームの世界ではなく、ノベライズされた方の世界かもしれないということ。
魔神王には勝てないと悟ったディーナは魔神族の中に入り込み、内部から侵略を遅らせるために七曜となったことを明かします。
ルファスは、敵ではないというディーナの言葉を信じ、引き続き仕えるよう申し付けました。
──少しの違和感を抱えたまま。
ディーナの本当の正体ネタバレ
完全にネタバレですので、知りたくない方は飛ばしてください。
といってもあまり長々とは書きません。
彼女の正体は女神アロヴィナスのアバターです。
この物語の黒幕のアバターの一つということで、本来であれば敵なのですが、それは出生の話。
とある事件からルファスに忠誠を誓い、女神を倒すために、転生したルファスや仲間たち、敵を欺き過去のルファスとの計画を遂行しています。
とても複雑な役柄です。
漫画の中では『ルファスの塔にいたNPCの参謀という背景キャラを利用した』と白状していましたが、実は利用したのではなく、その背景キャラその人だったという話しです。
キャラ設定、ストーリーがとても作り込まれている!
『俺TUEEE!敵滅ぼす!可愛い彼女出来る!』
そんなわかりやすい異世界転生モノとは違い、かなり物語の設定が作り込まれていると思います。
ディーナの正体は勿論、設定を見直してみても全てが自然でスジが通っています。
『ノベルシステム』によって転生後の物語はただの『ゲームの中に入ってしまった』ではなく、深みが出ていますし、他の作品との差別化、そしてただのゲームの中に転生してしまった系ではなくなっています。
作中、転生してしまった主人公とルファスの意識が混濁したりという描写もこれからどう描かれていくのか、どうなってしまうのか興味が尽きません!
野生のラスボスが現れた!の評価
評価高いです!
高いですけど、もしかして知名度あまり高くないのでしょうか?
読んだ方が受ける評価は高いという印象ですが、数が少なかったのが気になりますね。
絶対面白いので、是非読んでいただきたいです。
野生のラスボス、アニメ化は?
現在のところアニメ化の情報は見つかりませんでした。
巻数も4巻発行されているので、そろそろそういう情報が出てもいいんじゃないかな?と思いますが。
野生のラスボスが現れた!の漫画を無料で読む方法
やはり実際に漫画を読んでみないとわからなかったりしますよね。
漫画村は潰れましたが、そういった違法アップロードサイトで読むのはウィルス感染のリスクもあるのでお勧め出来ません。
電子書籍サービスには立ち読みという試し読み機能があります。
表にまとめてみましたので、チェックしてみてください。
【 サービス名 】 | 【 無料で読めるページ 】 |
ebookjapan | 約17ページ |
U-NEXT | 試し読みなし |
まんが王国※Topページへ飛びます | 約15ページ |
野生のラスボスが現れた!まとめ
表紙のルファスに惹かれて購入した漫画でしたが、物語も設定も良く、新刊をまだかまだかと待ち望んでいる一冊になります。
絵柄は細かくはないですが、とてもクオリティも高く、何よりキャラデザがいいですね。
そして物語がこれからどうなっていくのか、本当に読むのが楽しみな漫画です!